2016年5月1日日曜日

TC Electronic Nova Reverb / Hall of Fame

TC Electronic からリリースされている2つの素晴らしいリバーブを紹介しよう。

Nova Reverb と Hall of Fame。

どちらも本当にブラボーなリヴァーブで、多くのギターリストのセッティングに導入されていることはご存知かと思いますが、一度使ってみれば納得する非常に優秀なエフェクターです。

僕はエレキも弾くけど、今活動中のバンドとソロでは、アコースティックギターとエレガットギターをメインにしていますが、アコースティックサウンドにおけるこのリヴァーブの素晴らしさは、弾いてて気持ちが良く、聞き惚れてしまうほど自然できれいな空間を作ってくれます。

気持ち抑えめ、かけ過ぎない程度にセッティングしてます。

演奏する場所によって、「Church」か「Hall」を使い分けて、それ以外のツマミはこんな感じ。↓



Nova Reverb はお好みのリヴァーブをプリセット出来るので、ライブでいくつかのリヴァーブを切り替えるとき、特殊な効果音を出すときには迷わずボードに入れます。セッティング次第でかなりマニアックな音が作れます。

そして何と言ってもNovaシリーズは見た目がカッコいいので、見てるだけで気持ちが高ぶります。




ブースター Booster について思うこと

ブースターと言えば、ギターリストであれば当たり前に使ってる言葉だと思いますが、ひと口にブースターと言っても使い方や狙いたい効果は千差万別です。

意外と他人の使い方に触れることがないと思うので、わたくしのうんちくを少々話したいと思います。

まず大きな括りとして、「ゲインブースター」と「クリーンブースター」の2つ。

そんでもって、「ミッドブースター」なんて言う人もいます。

最初の2つはブースターの種類で、次のミッドブースターとかいうのは、ハイ、ミッド、ローのどこを持ち上げたいかといういわゆるイコライザー的な意味です。

さらに知っておかなければならないのが接続順で、メインの歪みの前に置くか後に置くかで、ブースターで変化する音が全然違います。

ここまでを理解したうえで、どのエフェクターが自分の出したい音になるかっということでエフェクター選定になるわけです。

ただ単に、誰それが使ってるエフェクターを購入して、ソロやバッキングやインタールードで音量を上げれば良いと思っているのは僕は違うと思っていて、やっぱり自分が出したい音があってのブースターだと思います。

何度か「おえっ」ってなる使い方をしているのを聞いたことありますが、定番の良いエフェクターを使ってるのに耳が痛い、、、。

原因は2つで、元々のメインの歪みがとんでもないからブーストされるとひどさがさらに際立ってしまう、もしくは、接続順を変えるだけで良くなるだろうなーというパターン。

元々の歪みがひどいのはそれそのものをどうにかするしかないけど、自分ではなかなか気づき難いこともあるので、自分の音を録音して聞いてみるか、自分以外の人に聞いてもらって感想を参考にすることがオススメ。

接続順については、前にすると歪みが増し、後に繋げれば音量が増すという理屈を理解して、試してみることからはじめたいですね。歪みを増したいのか、音量を上げたいのか、まずはそこから。せっかく良い感じにクリーンやクランチがマッチする音楽なのにブースター踏んだらゲインが増しては本末転倒ですよね。

ということで前置き長くなってしまいましたが、いくつか紹介しようと思います。

1) MXR Micro Amp
「何も足さない、何も引かない、サントリー 山崎」ってなブースターで、まんまをガンっと前に出してくれます。

接続順は後ろで決まり。

ツマミがいくつか種類がありますが、私のお気に入りはこのタイヤみたいなツマミのもの。

演奏中に足でヴォリュームを上げたり下げたり操作しやすく、エフェクターボードに置くときは操作しやすい場所に必ず置いてます。足の親指の横を使ってクルクル回しますが、慣れれば簡単ですので、ヴォリュームペダルみたいな使い方も出来ちゃいます。

お値段も1万円以下とリーズナブル。

一家に一台、ぜひオススメしたいです。




2) Xotic BB Preamp
ゲインブースターというか、プリアンプ的に使ってます。基本的にかけっぱなしでこの上にメインの歪みを乗っけます。

3台所有してますが、それぞれ個体差があり、甲乙つけがたいです。

いつもボードに入ってるのがこちら。シリアルナンバー「5」なので初期の初期のエフェクターなんでしょうか、私好みにミッドとローが強めで若干こもって丸い感じが気に入ってます。

セッティングはこんな感じ。



3) Xotic RC Booster

多くのギターリストに使われていることで有名で、もはや定番ブースターですが、私は使い方は2つあります。

1つは踏みっぱなしのプリアンプ的な使い方で、セッションやライブで、特にそこにあるアンプを使うとへたってることやもう少し音圧を上げたいときがありますが、そんなときはこいつを踏みっぱなしにします。へっぽこな音がツヤツヤになります。

頼れる奴です。

もうひとつは、ハムバッカーをシングルっぽい音にしたり、シングルにベースやトレブルをガッと上げたいときに使います。

ハムバッカーを使ってるときに、ある部分だけをシングルピックアップの音でカッティングしたいときってありませんか? そんなときはコレ。

私の所有してるのはアルミ削り出しのモデル。見た目も気に入ってます。

ちなみにスタンダードの白のモデルを試奏する機会がありましたが、自分のギターとアンプで試してないので何とも言えませんが、個人的には白のモデルの方が好みの音でした。



4) MXR EQ10

イコライザーの威力はスゴイです。

下手なブースターを使うくらいなら、イコライザーで音域を上げて好みの音を作ってしまいましょう。

驚くくらい好みの音が作れちゃいます。

唯一の難点は専用アダプターが大きくて重い、、、。軽量化するか、パワーサプライでも電源供給が出来るようになれば満点。

理想の音を求めて高価なエフェクターいくつも買って試行錯誤するくらいなら、これを導入するべきな非常に使える奴です。




5) Ibanez Tube Screamer 

TS 808 Mod
TS 10 
TS 9 (オペアンプ交換)

3種類所有してますが、どれも優秀です。

詳しくは、それぞれの紹介ページをご覧ください。









2016年4月28日木曜日

Maxon OD-9

なんだかんだ言って、OD-9は外せない。

ヴィンテージエフェクターのIbanez TS-10の音は素晴らしいけど、ストレスフリーに使うなら、やっぱりOD-9に落ち着く。特にライブでの安定感においてはOD-9信頼がおける。

1人で音出してると、ややハイが強めに出るけど、バンドでアンサンブルで弾いてみるとものすごくしっくりくる。音がしっかり抜けて前に出てくるし、弾いてて気持ちがいい。

お気に入りのセッティングは、Drive 0〜1、Tone を9〜10(フル)。ギターのヴォリュームを6〜7で絞って、トーンで調整する。

年代や個体差はあるのかもしれないけど、これが一番良い。

エリックジョンソンが太い歪みを作るコツについて、、、Driveをギンギンに上げて、トーンをめっちゃ絞ったセッティングであの素晴らしいトーンを出しているそうです。そのヒントを実践してます。

写真のセッティングは、Driveを少しだけ上げて、ギター側のヴォリュームとトーンで調整するセッティング。


TC Electronic Nova Delay

プリセット9種類に、マニュアルセットを加えて、10種類にディレイサウンド。

しかも音は素晴らしいし見た目もグーときたもんだ。

高校生のときから愛用しているBOSS DD-3のシンプルかつ最高のディレイ外せないけど、Nova Delayもホント素晴らしい。

Nova Reverbとの組み合わせ、かなり気に入ってます。





2016年4月9日土曜日

Phil Jones AG150 Red (AAD Cub-ii AG150)







■100watts
■Speaker : 2 x 5” PJB Neopower 
■Separate 2channels (Gain Selector, Input Level, Bass, Mid, Treble) 
■Aux-Input w/level 
■FX send/return 
■head phone
■tuner out
■Line out
■Size. 306mm (W) ×197mm (H) × 295mm (D)
■6.9 kg



VOX AC4C1 BL





Fender Jazz Bass 62 (JB62US)










2016年1月12日火曜日

2016 Winter Setting - Effect Board

限られたエフェクターボードのスペースの中で、ギター3種類に対応すること、持ち運びが容易に出来ること、そして最小限のエフェクターに抑えること、そんでもって最高の音を追い求めるという、なかなかチャレンジングな目的にあうために、年末年始のお休みを使って、ようやく完成した2016年のセッティング。

パッチケーブルの配線処理と1番ノイズの少ない電源ケーブルの組合せをこれから試行錯誤するとして、、とりあえず、完成したのがこちら。




2016年1月10日日曜日

Fender Custom Shop 60' Strat Black Relic Team Build NAMM Show Model

最近のライブではギター3本を常設するカタチで、弾き語りならアコースティックギター、それ以外はエレガットギターとエレキギターを使い分けてます。

ライブ慣れしている人なら分かると思うけど、ギター一本で演奏しているときは自分好みの音を作っていれさえすれば、弾いているほうも気持ち良く自分のトーンで音作りで出来るけど、バンドアンサンブルになるとそんなことも言っていられず、ベースを効かせ過ぎてもダメだし、ハイを上げ過ぎてもダメだったり、その曲その曲で音作りも工夫をしないと、アンサンブルとしてまとまらないわけです。

一方で、バンドに合わせたセッティングをすると、自分好みのトーンが出せなかったり、ある音域(例えば高音の10〜15フレットあたりとか)がうまく出なかったりするわけで、、、それはそれは音作りって難しいって思うものです。

そんなこんなでギタリストは苦労するわけですが、良い音が出るギターってのは、いつどんなときだって、それなりに音が前に出てくれるんですが、、、繰り返しますが、ライブ慣れしている人だったら分かると思うけど、良いギターはどんな状況であっても、粘りが効いて良い音を出してくれるわけです。

ここで紹介するフェンダーのストラト君は、そういった数少ない粘りの効くギターで、いつだって頼もしい。

ライブ音源を後で聞き返してみても、バンドの音に埋もれず、粘りの効いた良い音を出してくれます。

何を隠そう私はギターを弾き始めた頃はギンギンのハードロックばかりを弾いていて、ディストーションでギンギンに歪ませて、ハイローバリバリのロングサステインってな音が最高だと思っていましたが、年を重ねるごとに、オーバードライブやぶっといクランチのトーンに思考が移行し、今では歪ませないでぶっとい音がお気に入りなわけですが、かれこれもう10年くらい前から、エレキギターといえば、シングルコイルのピックアップの音こそがお気に入りで、Exotic BB Pre Amp、Exotic RC Booster、Ibaneze TS-10で全ての曲に対応しています。

そんななか、TS-10のマイルドなドライブに最高にマッチしているのが、一昨年ゲットしたフェンダーカスタムショップのチームビルドのストラトです。

いやー、ホント、すごいんだから、、、。最近たいして良くもないカスタムショップ製のストラトが多い中、カスタムショップのなかでもチームビルドのギターは、もう最高です。違うギターって思うくらい違います。

ってことで2度目の紹介です。